私は無いに気づいた後は

ユーチューブ動画の活字版です。

体外離脱系スピリチュアル本の中の人類の未来!

   

 下記文章と画像は、ユーチューブ動画制作のために書いた原稿と挿画です。保存のために、ここに残すものです。

 

体外離脱系スピリチュアル本の中の人類の未来!

 私は無いに気づいた後は、をお送りする宮本昌俊です。今回が13回目の動画になります。このチャンネルは、いわゆるスピリチュアル系を題材にしていますが、全ては私個人の体験や考え方を根底にして硬軟織り交ぜて、私がこれまでに読んだスピリチュアル本などを取り上げながら、スピリチュアル的なものに関心がありながらも、「私は無い」をまだ体感しておらず「私が無い」に気づきたいと思っている人、また、既に「私は無い」に気づいてる人に対しても共感できる部分を共有できたらという思いで、たぶんほんの一握りの極々少数の人に対してメッセージをお届けできたらと思います。真実の存在である絶対と言える一つなるものたる私たち自身である創造主の導きにより、このチャンネルを見つけご覧になられる人に対して今後とも何とぞよろしくお願い申し上げます。では、本題に入らせていただきます。

 皆さんは1898年に出版された、のちに「最も驚異的な予言書」と呼ばれるようになったアメリカ人のモーガン・ロバートソンという人が書いた『愚行』という本をご存知でしょうか。この本は、のちの1912年に氷山に衝突したことが原因によるタイタニック号の沈没事故が起こるとタイトルを『タイタンの遭難 または、愚行』に変えられ内容も一部変更されて再刊されました。  

           

 この小説に出てくる氷山に衝突して北大西洋に沈没するタイタンという名前の架空のイギリスの遠洋客船と現実にあった大西洋上で氷山に衝突し沈没したイギリスの豪華客船の沈没事故があまりにも類似する点があったことから著者のロバートソンは未来に起きる大事故を予知し小説のかたちで警告していたのではないか言われるほどの有名な本です。

         

 1865年にはジュール・ヴェルヌが「月世界旅行」という本の中で、3人の男たちがアメリカから月に向かって巨大な大砲で打ち上げられる物語を描いています。

          

 またSFの父の異名をもつ英国人作家ハーバート・ジョージ・ウェルズによって書かれ1914年に出版された『解放された世界』の中では、原子爆弾の使用と最終戦争、戦争後の荒廃した世界で主権国家が解体され世界政府が樹立される様子が描いているとのことです。

 三作品とも私はまだ読んだことはありませんが、どの作品も未来を予見した小説として有名のようです。機会があったら私も読んでみようと思っていますが、なぜ、このような話しをするかというと実は体外離脱系のスピリチュアル本の中にも未来を描いているものがあるからです。今回は私の直接的な気づき体験にまつわる話しがメインではないので恐縮なのですが、これまでに読んだ未来の話しが書かれていた体外離脱系のスピリチュアル本をこの動画でご紹介しようと思います。

           

 一冊目はイギリスに生まれ、のちにオーストラリアに移住をしたマイケル・J・ローズさんが書かれた「時間のない領域へ 多次元の旅」という本です。ローズさん自身は光の体と描写していますが、いわゆる体外離脱ができる人です。霊体となったローズさんは時間と次元を越えて自由自在に行き来できる能力をフルに使って遠い宇宙に行ってみたり、過去や未来さらには5次元世界といった異次元世界のパラレルワールドを縦横無尽に飛びまわり、その体験を本として沢山だされている方です。その本の160ページには22世紀の初めに行った時の話しが載っています。その時代では自然と調和したやり方で愛を基本として農業は営まれています。現在の私たちが知っている化学薬品を使い遺伝子操作された植物により農業が行われる農業関連産業はなくなり自然の秩序を基本原則としてワンネス・一体性に基づいて農業が営まれているとのことです。男性よりも女性の方が多い農業従事者たちは、大いなるセルフを知りスピリチュアルに目覚めていて農場とそこで生きる全ての生き物と一体になって植物の発芽や成長を管理しています。農業には平和と豊かさとが結合し、農業従事者の内なる平安と豊かさが反映されることになることから、それが農業に従事できる人を決める基準となっています。農業従事者たちは土地のスピリットと同調できる人たちであり土地を管理できる栄誉を与えられた人たちであることから22世紀では、とても尊敬されている人々なのです。

 この本の著者であるローズさん自身が長年、有機農法家として農業に従事してきた人です。自らに与えられた能力を使い100年後の未来で起こるかもしれない、この素晴らしい出来事を知り、ローズさんはどんなに歓喜したことでしょうか。私もそうです。ここで語られるような未来が本当に来ることを私も願いそして信じています。 

           

 2冊目も同じくマイケル・J・ローズさんが書かれた「光のかけらが降り注ぐ地球 異なる現実を旅する」という本です。その141ページ中に短くアセッションの可能性や地球の磁極の反転による大災害の可能性が語られています。ローズさんは、この事について、いずれにせよシナリオがどういうものであれ、それぞれの意識が自分たちの通る道を決めることになると言っています。

     

 また、ローズさんは未来だけを著作の中で書いているわけではありません。「次元シフトのとき」や「多次元の新たなる旅へ」の中では過去の地球のことも書いています。

     

 それを読むと過去の地球には巨人がいたことや宇宙から飛来した爬虫類型人類がいて現在の私たち人類はそういった地球外から飛来した異性人との間に出来た混血種であると書いています。確かに日本を含む世界各地には巨人伝説が多く残っており聖書の中にも巨人の話しは出てきます。イラクのテル・アル・ウバイド遺跡からはトカゲのような頭をした像が見つかったり、法隆寺には爬虫類のような頭部をした像があったりします。そういうのを見ると、もしかしたら遠い過去には、そういう巨人や爬虫類型人類が実際にいたのかもしれないと私も思ってしまいます。

 さらに「次元シフトのとき」の130ページには、現在は2万5千年におよぶ衰退と攻撃性を持った時代が終わり新しい時代が始まる時期であることから、愛があり新しさに柔軟で手放しが出来る人々には問題はなくても、かたくなに同じままであることに囚われ制限が強く恐れの強い人々は一掃されることになるとも書いています。私には、この一掃されるということが、どういう意味を指しているのかは分かりませんが、私自身についていえば、全ては生きるも死ぬも創造主の御心のままにと思っていることから、それがいつであろうと、たった今死ぬことになろうと、あるがままに死を受け入れたいと考えています。そもそも私の真の自己は真我であり、この体ではないことを知っているので、たとえ創造主により一掃される側に入っていたとしても何ら差し支えはありません。まさにイスラム教徒が良く使うインシャラ―の境地で、私は私の人生の全てを創造主に明け渡しているので自我がどう思おうとも死は幻想から完全に覚める歓迎すべき祝い事だと思っています。話しを元に戻すと「次元シフトのとき」の128ページには宇宙から飛来した爬虫類型人類は仲間同士で戦い、彼らの使う光線兵器は高熱のため地上をガラスのようにしたとのことです。ローズさんは体外離脱をし光の体となって時空間を越えて実際にその場で目撃していることを書かれているようですから、もしかしたら超古代文明による古代核戦争が本当にあったのかもしれません。レプティリアンとか巨人とかに興味がある方は読んで見られてはいかがでしょうか。

      

 3冊目はヘミシンク技術を発明しモンロー研究所を設立したアメリカ人のロバート・モンローさんです。モンローさんはある日自分が体外離脱していることに気づき、それまでの人生観が一変したことで人間の意識を研究するようになった人です。そのモンローさんが書いた「魂の体外旅行」の344ページ以降に書かれていることですが、体外離脱をしたロバートさんは西暦3,000年を越えた未来の地球に行き、そこでは道路も橋も高層ビルも飛行機も自動車もなく現代文明を象徴するようなものは一切なくなっていることを知ります。そこに住む人々は普段は体を持たない存在として生活をし必要に応じて保管してある体に入るということをしています。生きるためのエネルギーを得る方法としては、両の手から空中より取り入れる方法もあれば、手に持ったそこら辺の土をトウモロコシなどの食べ物に変える能力を使う方法もあります。まさに超能力者です。人の数は少なく暮らしている人々のコミュニケ―ションにはテレパシーが使われています。アメリカから日本までの距離でさえも乗り物を使うことなくほんの一瞬で移動できる能力を持っています。本の中には未来の日本の姿も書かれています。1000年以上も先の日本には都市や町や村、いかなる建物もなく人が生活していることを感じさせるようなものは全くありません。しかしながら、巨大な花畑のような農地は広がっているというのです。地球は花畑として使われている場所以外は人間が破壊する前の本来の姿に復元されたとのことでした。そして、残された、そこにいる人間たちは地球体験から卒業する時が来るのを待っているとのことでした。人類の魂の全てが地球から卒業する旅立ちの時は35世紀に訪れると3作目にあたる「究極の旅 体外離脱者モンロー氏の最後の冒険」に書かれています。      

           

 次はアメリカ人のブルース・モーエンさんが書いた「死後探索3 純粋な無条件の愛」という本です。モーエンさんはロバート・モンローさんが発明したヘミシンク技術を使って体外離脱をする方です。ヘミシンクとは左右の耳で違った周波数の音を聞くことにより人為的に脳波をコントロールし体外離脱を誘発する技術のことです。モーエンさんは体外離脱中に宇宙空間で大集合して地球人類を観察している地球外のテレパシー能力を持つ知的生命体と遭遇し、これから起こるアースチェンジという地球と人類の変化を観察中であるということを知ります。いつとは書かれていませんが、その地球外の知的生命体はモーエンさんに対し地球人口が大幅に減少することが起こると予想されているということと、もう一つの可能性として銀河連盟への加盟があると伝えます。そして、その後もモーエンさんと地球外の知的生命体との接触は続けられ、その間にも宇宙のはるかかなたにある無条件の愛の源と地球の核のクリスタルとのつながりが強くなり無条件の愛のエネルギーが地球の核のクリスタルに注がれ、またモーエンさんの尽力により純粋な無条件の愛を知った地球外生命体は、それまで知らなかった愛を彼らの種族全員が知るところとなるのです。それにより、それまで愛を知らず感情を知らなかったテクノロジー的にははるかに進歩した地球外の知的生命体たちは純粋な無条件の愛を知ることにより、純粋な愛で受容し合う純粋な状態で生きられるようになって、いわゆる地上の天国に移ることができたと彼らのスポークスマンが語ったと書かれています。

 スピリチュアルの世界で、よくアセッションという言葉を聞きますが、私はこのアセッションという意味がよく分かりません。次元上昇という意味のようですが私たちの真の自己は唯一、真我のみです。それ以外は意識の中の幻想の物語でしかありません。しかしながら、それでは話しがつまらなくなりますし、今回この様な話題を取り上げた訳ですからアセッションがあると一旦仮定して話しを進めようと思います。この「死後探索3 純粋な無条件の愛」に当てはめてアッセッションを考えるならば、それまで感情を知らず愛を知らなかった地球外生命体が愛を知り天国のような世界に移行できたというのですから、アセッションとは地球人類の次元上昇という意味合いよりも、むしろ地球外生命体の次元上昇の意味合いの方が強かったのではないかと感じました。もちろん、地球の核のクリスタルは純粋な愛のエネルギーの源とつながるのですから地球人類全体の愛のエネルギーも必然的に上がることは物語の設定上十分考えられます。それが、もう一つの可能性としての銀河連盟への加盟ということなのではないかと思いました。さらに、最終的なアッセッションの目的地はもしかしたらひとつ前に取り上げた「究極の旅」の中で語られる35世紀に予定されている人類の魂が地球体験から卒業する旅たちのことを指すと言えるのではないかとも思いました。その目的地に向かうアセッションの始まりが近年スピリチュアルの世界で言われていることなのかもしれません。そうやって地球人類の歴史を終焉させようと真我は計画しているとも考えられるのではないでしょうか。            

           


 最後はアメリカ合衆国精神科医催眠療法による過去世回帰についての著作を何冊も著しているブライアン・L・ワイス博士が書いた「未来世療法」という本です。ワイス博士は、ある時、催眠治療中に過去世ではなく未来世に患者の意識を向けることで治療効果があることを発見しました。ワイス博士が多くの患者に催眠術をかけ未来世治療を施している最中に、可能性のある自分の未来世と共に何百年も先の出来事について患者たちが語る未来の様子には驚くべきものがあります。複数の患者が語る人類の未来を列挙すると次のようなものになります。

 まず、100年先の未来ではそれまで偶然と考えられていた地震・竜巻・洪水・伝染病の蔓延といったことは霊的な法則を知らずに無視した人間の思考や意志によって放たれる地球を傷つけるエネルギーにより引き起こされるか、少なくとも影響を受けると信じられるようになっていて、各宗教の司祭やヒーラーが集まり人間の肉体と限界を超えて世界の全ての人々の間に平和と調和と思いやりを実現するための努力がなされるようになるようです。これにより地球の気候に良い影響が出始め癌の発生率も低下しているとのことでした。しかしながら人類の未来は必ずしも定まったものではなく暴力的だったり平和な未来だったり複数の可能性があるそうです。しかも多くの患者たちにより語られた未来にはどうやら共通するものがあるみたいです。それは、今から数世紀後には人類の人口は大幅に減少するというものでした。その人口減少を激しいものにするのか緩やかな性質にするのかは人類の思考と行動によって決めることができるようです。

 次に、100年から200年先の未来では科学技術による事故によって多くの地域で人が住めなくなるみたいです。人々は大都市国家に住むようになり、その大都市国家同士でも戦争をするようになって更に地球を汚染しているとのことでしたが、もう一つの別の可能性もあって、そこでは世界中から国境が全てなくなり、大学では若い頭脳により地球上の人々の団結を作り出す方法が探求され、お互いの違いではなく共通性を重視することが押し勧められている未来もあるとのことでした。

 2254年には太陽系内に16の宇宙ステーションができ地球以外にも何十という文明社会が存在していることが分かってきて、そのうちのいくつかと合図を送り合う初歩的な接触が行われるようになるようです。

 千年先の未来では中近東や北アフリカはそれより過去に起きた出来事による放射能か伝染病で立ち入り禁止となってはいるものの、それ以外の場所は美しく、今よりずっと少ない人間たちは高次の世界と一つになって身体的精神的な病気が消滅し軽やかで精神的な存在となり知的能力が高く体外遊離が出来る上にテレパシー能力もあって全ての人が錬金術師として幸福で満足した至福の状態でいるとのことでした。

 3200年には地球は緑であふれかえり牧場は花で一杯だそうです。人間自体があまりいなくなり小グループに分かれて住むようになった人々は皆が農民であり、非常に霊的で病気も怒りも暴力も戦争もなく、あらゆるものが透き通ているいるような感じとなって光で満ちているそうです。これらの描写はロバート・モンローさんが書いた「魂の体外旅行」の344ページ以降に書かれている西暦3,000年を越えた未来の地球の内容と大変酷似しています。

 本の締めくくりとして、人類の未来は人々の意識の総和によりいくらでも変化することができるという趣旨のことが書かれていることから、私としては霊性の高い人々が住む世界の方に人類が進んでもらいたいと心から望みます。

 以上、体外離脱型のローズさん、モンローさん、モーエンさんの未来透視本とワイス博士による患者に対する催眠術誘導型の未来透視本をご紹介してきましたが、これらの本を一通り読んで思うことは結局のところ全ては意識の中で繰り広げられている幻想の物語りを語っているに過ぎないということです。特にワイス博士の本から強く感じる印象と、私のこれまでの気づきを合わせて確信されることは、やはり魂というものはなく、この世のこともあの世のことも過去世のことも未来世のことも全ては意識の中でそのような物語りが作り出されて展開されている幻想の出来事であるということです。

 いずれにせよ、これらの本に書かれていることを総合すると1000年後の人類は、どうやらスターウォーズスタートレックのように人類は果てしない広大な宇宙をまたにかけるほどに大発展をして複数の銀河や異星人と交流し一大勢力までに成長しているというようにはなっていないようです。宇宙に出てもせいぜい太陽系内どまりといった感じに、これらの本からは読みとれます。途中大きな戦争が行われ相当な数の人々が、それにより失われるようではありますが、少なくとも1,000年後も人類は滅亡することなく生き続け、自らの本質に気づいた人々により小さな集団ごとに別れ森林におおわれた未来の地球の中で自然と共生し平穏な生き方をしている様子がうかがい知ることができるのではないでしょうか。もちろん、これが100%確実に訪れる未来の光景だとは思っていません。起こる可能性のほんの一例だと思いますが、私はそうなる確率は高そうに感じています。無論、それとは反対に銀河間恒星間宇宙を飛びまわる技術を手に入れ異性人たちとの心温まる交流により銀河連盟の一員として飛躍し、スタートレックのような人類の未来がある可能性もあるかもしれません。

 ここで、この動画を視聴されている方にお尋ねしますが、人類の未来において銀河連盟に加盟していることが書かれている体外離脱系のスピリチュアル本を読まれた方がいらっしゃるでしょうか。今のところ私は、そういった未来を描いている体外離脱系のスピリチュアル本を手にして読んだことがないので、私の中では銀河連盟に加盟していない前者の未来の到来の確立の方が高いように感じています。個人的には、どちらかというと人類の精神性が極限まで高められ、この地球体験から卒業していく未来の方を歓迎しますが、もし未来の筋書きが変わって銀河連盟に加盟する方向に進むのであれば、銀河連盟に加盟した未来を見てきたという沢山の体外離脱系のスピリチュアル本がこれから出版されるのではないかと思います。そして私たちは、これからそういう事が書かれている多くの体外離脱系のスピリチュアル本を手にして読んでいくことになるのではないでしょうか。いずれにしても真我の筋書き次第ということになります。

 なぜなら、これまで何度も言ってきているように、この世界は真我の中で繰り広げられている映画であり幻想の物語でしかありません。映画を製作し観賞している存在は真我のみです。真我こそが唯一の存在です。その真我が、自らが制作している映画の中で、これから未来で起こるかもしれない事柄において何かしらのヒントを置いていたとしてもおかしくありません。世間一般では、それをシンクロニシティ(英語:synchronicity)と呼ぶのではないでしょうか。シンクロニシティとは、ユングが提唱した概念で「意味のある偶然の一致」を指しますが、その偶然の一致というヒントを真我は本や映画その他の様々な箇所で示そうとしている可能性があります。つまりミステリー小説の謎解きみたいなものです。物語の中では偽のヒントが時には置かれていたりします。ふるいにかける目的で、それに惑わされた人を迷宮や落とし穴に誘い込んでは抜け出られないようにするものもあると思います。そうやって目的地にたどり着ける人たちの数がどんどん減っていくところを見てハラハラドキドキ感を味わいながら映画を盛り上げる趣向になっているのかもしれません。従って、数ある雑多なヒントの中で本当の真実にたどり着くための本物のヒントだけを見抜き、その謎を解いていかなければなりません。真我は意外性や手の込んだやり方が好みのようなので、本物と見えていたものが実は迷路へと誘い込む罠の道であったり、いかにも偽物と見えていたものが本物の道であったというようなことを平気でやると思います。それと同じように神だと信じていたものが悪魔の教えだったり、悪魔の教えだと思っていたものが実は神の教えだったということも普通にあると思います。当然、その教えが見た目通り感じた通りの悪魔の教えや或いは神の教えということもあると思います。思いもよらない色々な手法や技法により脚色され演出され制作されているのだと思います。その方が見ている側からすれば映画として絶対に面白いからです。最初から懇切丁寧に誰にでも見やすい分かりやすい親切な方法で、こちらですよと道順を表示しているとは到底思えません。それは多くの国々が起こっては滅亡するという人類の歴史と同じようなものだと思います。一時隆盛しもてはやされた人もいつの間にか消えている世間の流行りすたりと同じようなものだと思います。それら全てを観賞している真我の視点に立って大きな流れとして理解する必要があると思います。ここで勘違いしてはいけないのは、迷宮や落とし穴にはまり込んだ人たちは自ら望んではまり込んだ人たちではないということです。そこに自由意思というものはないのです。あくまでも物語の設定でそうなった人たちでしかありません。故に、自らの意思で選択し真実の正しい道を歩く人も間違った道を歩く人もいないのです。そこには個別の人間という人はいません。全ては真我の自作自演の物語りであることを忘れてはいけません。ただ単に、そういう物語であるというだけのことです。ですから私が言っていることは実は私自身が正しいと勘違いしているにすぎず、私が言っていることは、本当は間違っている悪魔の教えで、間違った道に迷い込ませる目的で悪魔が私の体を使って語っているのかもしれません。従って、私の言っていることの正否については、これを聞いている賢明な視聴者の皆さんに判断を委ねたいと思います。つまり、何にでも当てはまることですが人の言っていることを頭から信じてはいけないということです。誰かが言っていることや何かの宗教をただ妄信するのではなく、まずは自分の頭でしっかりと考えそれが真実なのかを自ら見極める努力が必要だと思います。悟りや解脱を目指しているのなら特に、そういうスタンスは大切だと思います。何が言いたいかというと悟りや解脱をしたといわれる人の本を読んだだけで分かったつもりになっていてはいけないということです。本当に分かりたいと思うのであれば実際に悟りや解脱のための実践をし、自らその境地に達しなければ駄目だということを言っているのです。お分かりいただけるでしょうか。

 真我は、気づいていることに気づいている気づきそのものです。私の真我としての直接体験を申し上げるならば、私自身が私という想念が立ち現れる前の純粋な意識の状態、真我であることに気づいていた間は、本当に私は純粋に気づいていることに気づいている明晰な気づきでした。いくらでも真我は輝きだとかきらめきだとか光だとかというように言葉で表現することはできますが、それそのものを表現しているわけではありません。あくまでも印象を語っているにしか過ぎないのです。理解し納得するためには自ら実際に真我の直接体験をするしか方法はないのです。これをご覧になられている方で真我の直接体験がまだの方には、一日も早く真我の直接体験ができる日が訪れることを心より願っています。

 今回は体外離脱系のスピリチュアル本の中に書かれている未来の描写から自作自演者であり、かつ観賞者である真我の思惑に少し迫ってみましたが、皆さんはここで取り上げた1000年後の未来やシンクロニシティをどのようにお考えになられるでしょうか。是非真我の視点から人類の未来の行方に想いを馳せてみてはいかがでしょうか。

 それでは今回はここまでとします。いずれまた、気が向いた時にその時が来たらお会いできるかもしれません。あなたである私に、そして私であるあなたに。その時が来るまで何とぞお元気でいて下さい。では、再会の時まで一時のさようならです。